動作の軽さが一番の魅力。研究に没頭するための環境が実現できるセキュリティ対策

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Morphisecを導入した技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター様の外観

技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(以下、LIBTEC)は、リチウムイオン蓄電池材料の評価法研究及び評価解析を主軸業務にしている技術研究組合です。技術研究組合に加入している組合員企業のリチウムイオン電池材料開発を促進および支援しています。理事長を務める吉野 彰博士(工学)は、201910月にノーベル化学賞を受賞した経歴を持ちます。

同組合は、研究員の活動に影響を与えることなく端末を保護できるセキュリティソリューションを複数検討した結果、最終的にMorphisecの導入を決定しました。

本インタビューでは、セキュリティ製品の比較検討およびMorphisecの導入を推進された総務部長NEDO業務管理者である島村様にお話を伺いました。

インストールしたことを忘れるほど静かで軽い

――Morphisec導入の背景を教えてください

島村様:私たちの研究センター内には約100台のPCがあり、主に研究員が研究活動用にPCを利用しています。そのため、PCがサイバー攻撃を受け、研究内容が国外に流出してしまうと、日本のリチウムイオン電池技術の優位性が失われてしまう可能性があります。それだけは、絶対に避けなくてはなりません。

しかし、懸念点として、セキュリティ製品導入によるPC端末の動作への影響がありました。以前導入していたセキュリティ製品は、PCの動作に支障をきたしていると、多くの研究者から意見が出ていました。 

PCの動作は研究員の作業パフォーマンスに影響するので、セキュリティ製品をインストールしたことによってPCの動作が悪くなると、研究員の作業効率が低下してしまいます。

PCの動作に支障を与えることなく、端末のセキュリティを強化することができる製品を探していたところ、ご紹介いただいたのがMorphisecでした。端末にインストールしてPCの動作に影響がないという点が導入の決め手になりました。

もともと、PC全台にWindows OSを採用していたため、OSに標準搭載されているMicrosoft Defenderとの相性が非常に良いという点も、大きなメリットであると感じています。

Morphisecを導入した技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センターの島村様

LIBTEC_島村様

(島村様)

――Morphisecと他のセキュリティ製品を比較していかがでしょうか。

島村様:他のセキュリティ製品を端末にインストールした後、研究員からしばしば「PCの動作が止まってしまった」、「処理速度が遅くなった」という意見が寄せられていました。しかし、Morphisecを導入した後はそのような意見がなくなりましたので驚きました。

研究員から不満の声が一切上がらなかったことは、Morphisecをインストールしても端末の動作に干渉することがない何よりの証拠ではないでしょうか。

――Morphisecはメモリ使用率が低いのでPCの動作に与える影響はかなり低く抑えられています。

丁寧なサポートで不安解消。導入も運用も負荷軽く

――島村様は、評価版を使用した検証を短期間で終了し、すぐに本番環境へMorphisecを導入していただきました。導入は上手く進みましたか?

島村様:導入のサポートが丁寧でしたので、問題なく進みました。

研究員の中にはセキュリティ製品のインストールに不慣れな職員もいるので、インテリジェント ウェイブの技術担当の方にMorphisecをインストールするためのバッチファイルを作成していただきました。そのため、簡単にインストールすることができました

本番環境へ導入するまでにも、月に一度営業担当の方とWEB会議を実施し、ささいな質問にも答えていただいたので非常に心強かったです。Morphisecの設定においても戸惑うことがありませんでした。

――滞りなくインストールを完了していただいたのですね。Morphisecの導入後、何か変化はありましたか?

島村様: アラートや機能に関する質問が激減し、対応に追われることがなくなりました。

今までのアンチウィルスソフトは、過検知によるアラートや各端末へ警告メッセージが表示されることがありました。インシデントや研究員からの問合せには私一人で対応していたので、ソフトの運用に多くの時間を費やしていました。Morphisecに変えてからはそのような対応がほとんどなくなったので、運用が非常に楽になりました。

――今回はエンドポイントのセキュリティを強化しましたが、今後のセキュリティ対策において取り組んでいきたいことがあれば、教えてください。

島村様:データを保管しているサーバのセキュリティ強化に取り組みたいと考えています。

現状、サーバにはファイヤーウォールを設けていますが、100%の防御とは言えません。そのため、データを保管しているサーバのクローズドネットワーク化に注力しています。

ネットワークから完全に切り離された環境でデータを保管することで、安全性をより強固にしたいです。

セキュリティ対策の状況について、私だけでなく組合役員も気にかけています。今後もセキュリティをさらに強化するために、今一度現状を見直し、追加で対応策を考えていかなければなりません。

そのために、インテリジェント ウェイブの皆様にもご協力いただきたいです。

――日本の技術競争力に関わる重要データの保護に向けて、ご支援できればと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。