挑戦・成長・自律する人財と組織を育てる
2025年6月期を初年度とする中期経営計画では、「事業の変革」「技術の変革」「人財の変革」を基本方針に掲げています。
このうち「人財の変革」では、以下のビジョンを中心に取り組みを進めています。
|
人財戦略ビジョン 「変化を恐れず、社内外との『共奏』によって未来を切り拓く、¨信頼されるプロフェッショナル集団¨の形成」 |
このビジョンの実現に向けて、「能力 × 適性 × 教育」の相乗効果による人的資本の価値最大化を目指し、事業戦略に即した人財育成を推進していきます。
事業計画と連動した人員計画に基づく採用・育成・配置
事業戦略に即した採用強化に加え、継続的な学習支援やリスキリングを通じて、戦略的事業領域への人員の最適配置を推進します。まずは、スキルや経験の可視化による人財マネジメントを起点とし、「求める人財像」を明確化することで、採用・育成・配置の各段階における人財活用の高度化を進めています。
組織力の強化
当社では、社員一人ひとりが安心して力を発揮できる環境を整えるとともに、変化に柔軟に対応し、組織としての変革力を高めることで、健全性とパフォーマンスを向上させ、持続的な企業成長へとつなげていきます。
従業員満足度調査
組織の健全性を高める仕組みとして、従業員満足度調査を定期的に実施し、分析結果に基づく施策を通じて、社員のエンゲージメントの向上と働きがいのある職場づくりを推進しています。
働き方の最適化と健康経営
長時間労働の抑制に向けて、法定基準を上回る独自の目標時間を設定し、労働時間のモニタリングとアラートを実施しています。
持続可能な働き方の実現に向けては、充実した休暇制度の導入と取得促進を積極的に推進し、社員のリフレッシュとモチベーション向上を図っています。
また、メンタルヘルス対策として、高ストレス部署の社員や入社3年未満の社員との定期的な面談を通じて高ストレス者の早期発見に努めるとともに、コミュニケーション研修やメンタルヘルス研修を実施し、安心して働ける職場環境の整備を進めています。
幅広い経験と多角的な視点を持つ人財づくり
キャリア自律と成長支援
多様なキャリア機会を通じて、柔軟で多面的な視野を持つ人財育成を推進しています。キャリア自律支援の一環として、異動希望制度を充実させ、社員の自己実現と持続的成長を支える仕組みを整備しています。今後は、組織横断的な視野とスキルの獲得を促進するローテーションの実施を計画しており、多様な経験を通じた人財の成長を支援していきます。
| 自己申告制度 | 毎年課長以下の全社員が自身のキャリア意向や異動および職種変更の希望などを会社に申告する制度。会社は、全社員の現状やキャリア意向を把握し人財の適正配置やキャリア形成の支援を行うとともに、上司は部下のキャリア意向を把握し、普段の業務指導に活かす。 |
| クロスジョブ制度 | 部門を越えてイノベーションに必要な知識、スキルを高める人財を育成することを目的に導入。社員は、労働時間の20~30%を目安とした社内兼業の希望を申告できる。 |
| FA制度 | 同一業務が長期にわたる社員が他部署への異動を申請できる制度。社員のモチベーションの向上や、社員自ら成長の機会を創出する方法の一つとして導入。 |
| 社内公募制度 | 社内の人財の有効活用と、成長意欲のある人財の成長及び確保・定着と職場の活性化を目指して導入。社員が自主的に職場を選択できる機会を提供。 |
新規事業創出に向けた取組み
新規事業創出のさらなる加速を目的に、事業創出を担う「ISAP(IWI スタートアップ・アクセラレーションプログラム)」と、事業創出のための人財育成を担う「BWI(Build with ISAP)」を発足。BWIでは、社外の経営者や起業家による講演会やワーク ショップの開催、ポータルサイトの開設により、課題発見から事業立案に向けた情報提供を行っています。ISAPは、提出された企画アイデアに対し、事業化までの伴走支援を行うことで、新規事業のさらなる創出を目指しています。
