挑戦・成長・自律する人財と組織を育てる
従業員一人ひとりが主体的にキャリアを描きながら挑戦・成長する人財となり、組織で対話を重ねながら新たなビジネスの芽を創造していく組織を目指します。付加価値を生み出すための組織風土作りと人財育成を目的として、「個人」と「組織」の2つの育成を両輪として促進しています。
人財戦略
当社は、2025年6月期から始まる3カ年中期経営計画において、「事業の変革」「技術の変革」「人財の変革」を掲げており、この中計では、「事業」と「技術」の変革に直結した、「人財」の変革に取り組みます。
具体的には、事業戦略に即した人財の流動化と育成により、社員の技術・スキルの多様化を促進します。また事業の多角化や領域拡大に向けては、事業企画人財の育成やコンサル機能の強化、R&D機能の強化を進めます。同時に、各等級(グレード)の期待役割や評価基準を見直し、社員の働きがいを高め、社員の成長を支えます。
人財成長支援
職種及び等級(グレード)別に、役割定義やコンピテンシー、必要スキル・資格を明確化し、従業員一人ひとりが上司との対話を通して「なりたい自分」に近づくための道を自身で切り開いていけるよう土壌作りを進めています。また積極的な自己学習や、各種異動希望制度を設け、従業員の成長を支援しています。
評価制度
社員が自律的にキャリア開発を行うことができる土壌作りを目的に、2024年に評価制度を改定しました。新しい評価制度ではキャリアマップで職種/グレードの定義を明確化し、社員は「なりたい自分」の実現に向けて行動できるよう整備しています。管理職は、目標及びフィードバック面談を通じて必要な気づきを与え、成長を後押ししています。
成長支援制度
自己申告制度 | 毎年課長以下の全社員が自身のキャリア意向や異動および職種変更の希望などを会社に申告する制度。会社は、全社員の現状やキャリア意向を把握し人財の適正配置やキャリア形成の支援を行うとともに、上司は部下のキャリア意向を把握し、普段の業務指導に活かす。 |
クロスジョブ制度 | 部門を越えてイノベーションに必要な知識、スキルを高める人財を育成することを目的に導入。社員は、労働時間の20~30%を目安とした社内兼業の希望を申告できる。 |
FA制度 | 同一業務が長期にわたる社員が他部署への異動を申請できる制度。社員のモチベーションの向上や、社員自ら成長の機会を創出する方法の一つとして導入。 |
社内公募制度 | 社内の人財の有効活用と、成長意欲のある人財の成長及び確保・定着と職場の活性化を目指して導入。社員が自主的に職場を選択できる機会を提供。 |
新規事業創出に向けた取組み
新規事業創出のさらなる加速を目的に、事業創出を担う「ISAP(IWI スタートアップ・アクセラレーションプログラム)」と、事業創出のための人財育成を担う「BWI(Build with ISAP)」を発足。BWIでは、社外の経営者や起業家による講演会やワーク ショップの開催、ポータルサイトの開設により、課題発見から事業立案に向けた情報提供を行っています。ISAPは、提出された企画アイデアに対し、事業化までの伴走支援を行うことで、新規事業のさらなる創出を目指しています。