多様な人財が強みを発揮できる環境づくり

文化、国籍、人種、民族、言語、宗教、価値観、年齢、性別、性自認、性的指向、障がいの有無に加え、キャリア、働き方など、さまざまな属性の違いを活かして付加価値を創出できるよう、多様な価値観を持つ人財の採用を進めています。また、環境や制度の整備、ライフステージやコンディションの変化に対応するための両立支援、コミュニケーションを深める施策なども合わせて推進することで、多様な社員がそれぞれの強みを発揮できる職場環境を目指します。
女性活躍推進
多様な人財の能力を最大限に引き出すことを目的に、女性活躍推進にも注力しています。2025年6月期には、女性管理職および高度専門職の人数が17名に達し、一定の成果を上げています。一方で、技術職および営業職における女性人財の登用は依然として課題があり、さらなる推進が求められています。この課題に対応するため、当社は2027年6月期までに、女性管理職・高度専門職の比率を技術職・営業職で9.0%以上にすることを目指しています。今後は、女性社員向けのキャリア形成支援研修や管理職候補者に対する育成プログラムの計画・実施を通じて、女性人財の活躍推進を一層強化していきます。
女性人財戦略育成プログラム
当社では、女性社員のキャリア形成とリーダーシップ強化を目的とし、月1回以上の定期的な1on1プログラムを実施しています。内容は、業務知識の習得に加え、マネジメントスキルや主体性を育むものとなっており、個人の状況に沿った指導をしています。また、育成の進捗状況については四半期ごとに社内情報共有会を開催し、成果や課題を可視化することで、継続的な改善と育成体制の強化につなげています。
Intelligent Women's Wave (IWW)
女性社員同士のコミュニティ「Intelligent Women's Wave(IWW)」を運営しています。IWWでは、キャリアやライフプランの相談をする1on1のメンター制度や、グループでの対話の場である懇親会、社内イントラでの定期的な情報発信等を行い、女性が働き続けられる職場をつくるための環境整備に努めています。
育児休業者オンライン懇親会
育児休業中の社員(男女問わず)に対して、オンライン懇親会を実施しています。復帰後の働き方のイメージがより具体的に持てるように、職場環境の変化についての情報提供や復帰に向けて抱える不安や不明点について相談に応じています。また、育児休業取得経験のある社員からのアドバイスを提供することで、安心して職場復帰に向けて準備できるように支援しています。
両立支援
社員の仕事と家庭との両立を支援し、社員にとって働きやすく長く活躍できる職場環境づくりに取り組んでいます。
育児休業取得率は、2025年6月期は男女ともに100%となりました。
| 出産・育児との両立 | 妊娠休暇 | 社員本人の妊娠判明から産休まで10日 |
| パパ育児休暇 | 出産予定日から3カ月間で5日 | |
| 育児短時間勤務 | 子が中学入学まで利用可 | |
| 一時保育サービス費用補助 | 未就学児世帯に月15,000円上限支給 | |
| 介護との両立 | 介護休業制度 | 最長366日取得可能(12分割可) |
| 介護休暇 | 当該家族が 1 人の場合は 1 年間につき 5 日、2 人以上の場合は 1 年間につき 10 日を限度として有給の特別休暇を取得可 | |
| 介護支援金 | 要介護認定受けた場合、または介護休業を取得した場合に、家族1名ごとに30,000円支給(1回限り) | |
| 治療との両立 | 年次有給休暇の積立制度 | 過去に時効消滅した年次有給休暇を最大30日間積立可能にし、治療や通院時に利用 |
職場のコミュニケーション活性化
多様性を促進し、コミュニケーションを深めるための施策を通じて、働きがいのある職場環境づくりに取り組んでいます。
WEB社内報(DIVERSITY WAVE)
社員一人ひとりの豊かな個性の発信と多様性の促進を目的として、Web社内報「DIVERSITY WAVE」を毎月発行しています。社員や部署紹介といった社員コンテンツから、イベントレポートや健康経営などの会社にまつわる特集まで、毎回様々な内容を取り上げています。これらの取組みは、社内情報の共有や社員コミュニケーションの活性化においても大きな役割を果たしています。
社員交流イベント
ランチ会、Fika(お茶会)、社内SNSなど、普段接する機会のない社員同士のコミュニケーションを促進する仕掛けを数多く企画・実施しています。
野球、テニス、写真、技術コミュニティなどのサークル活動も、部門や階層を超えた社員同士が交流する場となっています。