中期事業計画
当社は中期的な経営目標として、2021年8月に、2024年6月期に売上高150億円、営業利益率15%とする3ヵ年中期事業計画“15ALL(フィフティーンオール)”を策定し、その達成に向けて取り組んでいます。 2022年8月には、ローリング方式にて3ヵ年の数値目標を見直し、2025年6月期に売上高165億円、営業利益25億円の数値目標を開示しましたが、今年については数値目標の見直しは行わず、改めて2025年6月期から3ヵ年の成長戦略を開示する予定です。
中期事業計画においては、事業構造の変革や事業領域の拡大による事業基盤の強化、拡大を進めるとともに、持続的成長に向けて、人財基盤と共創基盤の確立に取り組み、次の成長戦略に向けての土台を固めます。
数値目標
(単位:百万円)
2022年6月期 (実績) | 2023年6月期 (実績) | 2024年6月期 (計画) | 2025年6月期 (計画) | |
売上高 | 11,493 | 13,374 | 15,000 | 16,500 |
営業利益(率) | 1,520 (13.2%) | 1,556 (11.6%) | 2,250 (15.0%) | 2,500 (15.2%) |
(1) 事業基盤の強化・拡大
事業構造の変革や事業領域の拡大に取り組むとともに、重要な社会インフラを支える高い品質と性能を維持、向上するために必要な投資を実施し、持続的成長を目指します。
- クラウドサービスを中心としたストックビジネスの拡大
- クラウドサービスのさらなる利用ユーザー増加を見据えたインフラ環境と運用体制の整備
- 決済・金融事業におけるFEPシステム※のクラウド対応と顧客のIT戦略支援
- 決済・金融事業で培った技術と経験を活用した新製品開発と事業領域拡大
- セキュリティ事業におけるプロダクト販売からセキュリティサービス提供へのモデル転換
- システム運用体制の整備と運用品質のさらなる向上
※FEPシステム:クレジットカード決済処理に必要なネットワーク接続やカードの使用認証等の機能をもつハードウェアおよびソフトウェア
(2) 人財基盤の確立
人的資本推進室を新設し、事業戦略に合致した人財戦略を推進します。人的資本投資も計画的に実行し、多様な人財を採用、活用し、人財育成施策を推進することで、高い技術と専門性、および柔軟な発想を持った人財を育成します。また、働きやすさと働きがいの両立を目指した人事制度の変革により、持続的成長を支える人財基盤の確立を進めます。
(3) 共創基盤の確立
共創を軸にビジネスリライアビリティプロジェクトやIWIらしい新しい働き方プロジェクト等を通して組織横断型、社員全員参加型の取り組み、対話を深めてきました。社内においては組織の縦割りを廃し、対話の活性化による有機的な組織連携を推進し、社員間の共創に取り組みます。また、様々な社会問題に対して、ESGへの取り組みを本格化させます。
(注)本中期事業計画は、現時点における事業環境に基づく計画であり、今後の事業環境の変化等によっては、実際の業績が見通しと大きく異なる場合や、予告なしに変更する可能性がありますので予めご了承ください。