IWIは、証券取引所や情報ベンダーから配信される膨大なマーケットデータを、即時かつ確実に取り込み、連携・分析する技術を提供しています。 これにより、証券会社が提供するオンライントレードサービスの安定稼働を実現し、証券業界におけるリアルタイムな情報配信基盤を強固に支えています。

膨大なデータが飛び交う証券取引の現状

現在の証券市場では、個人投資家の増加や、アルゴリズム取引・自動売買の普及を背景に、流通するデータ量が爆発的に増加しています。

証券市場において、情報の「コンマ数秒」の遅れは、投資家にとって大きな機会損失やリスクに直結します。すべての投資家が公平かつ安全に取引を行うためには、証券会社には、膨大なデータを一瞬の停滞もなく処理し続ける、極めて高い信頼性を持ったデータ配信基盤が求められています。

情報配信基盤の高度化に向けた課題

投資家に必要な情報を遅延なく、かつ欠損なく届けるためには、低遅延・高スループット・高信頼を兼ね備えたリアルタイム情報配信基盤の高度化が不可欠です。

低遅延・高スループットの両立

証券会社の情報配信基盤では、大量のデータを処理しながらも、遅延や欠損を許さない運用が求められます。取引所や情報ベンダーから届く市況情報は継続的に増加しており、それを複数の後続システムに同時に配信するには、高スループットと低遅延を両立できる設計が不可欠です。加えて、受信先システムの性能差によって遅延やデータロスが発生しないよう、メッセージ制御も重要になります。

膨大なデータの解析と蓄積

単にデータを送るだけでなく、流入する膨大な市況情報をリアルタイムで解析し、即座に売買の判断やアラートにつなげる必要があります。また、将来の予測や戦略立案のために、過去の膨大な「Tickデータ(約定データ)」を効率的に蓄積し、いつでも高速に引き出せる仕組みが不可欠です。

製品・サービスラインアップ

証券会社が個人投資家へ情報を届けるまでには、外部から受け取るマーケットデータを、取り込み、つなぎ、活用するための複数の工程があります。IWIはこのうち、①集約、②連携、③分析の領域を担い、証券会社のオンライントレードシステムを支える機能を提供しています。証券取引所・情報ベンダーからデータを集約し、その情報をオンライントレードシステム内で各機能へ連携し、必要に応じて分析・トリガー生成を行います。

IWIの証券ソリューションラインアップの図。証券会社向けのマーケットデータ配信に必要なデータ統合・連携・分析システムを提供

証券会社が個人投資家に情報を配信するまでの流れ

① データ統合

証券引所や情報ベンダーは、それぞれ異なる接続仕様やデータ形式を持っています。

IWIのソリューションは、こうした外部システムと接続し、市況情報を集約します。

② 連携

集約したマーケットデータは、注文管理、アルゴリズム取引、ポートフォリオ管理など、多数の後続システムに配信されます。

IWIのソリューションは、システム間のデータ連携において低遅延・高信頼性を実現します。

③ 分析

集約・連携されたマーケットデータや取引データは、リアルタイムに分析されることで、投資判断やリスク管理に活かされます。

IWIのソリューションは、時価・板・約定・ニュースなどのデータストリームをリアルタイムに分析し、あらかじめ定義した条件に基づいて、アラートや注文トリガー、監視イベントを即時に生成します。