事業環境として当期の業績に最も大きく作用したのは、主要顧客であるクレジットカード会社の状況です。貸金業法の改正への対応が求められるなか、クレジットカード会社各社のシステム投資が全てそれらへ振り向けられ、周辺のシステム投資がストップした1年でした。さらに、リーマンショック以降の景気後退による影響を受けて、システム対応が先送りとなっているため、この状況は来年度以降も続くものと思われます。
そのため当期は、カードビジネスのフロント業務における収益の落ち込みが大きかったものの、システムソリューション業務は、証券業界の東証次世代システム対応案件が拡大し、増収増益を果たしました。また、セキュリティシステム業務は、製造業が受けた不況のダメージにより、期後半から不調となりましたが、前期を上回る収益と利益を確保しました。
現在、当社は「IT×業務」をキーワードとした成長戦略を推進中であり、既存業務分野の周辺ビジネスに対応していくための業務知識とシステム構築能力の拡充、そして生産性の向上に取り組んでいます。当期中はこの成長戦略に基づく体制整備を着実に進めてまいりました。昨年10月に実施した株式会社ODNソリューションへの出資による業務拡大の動きも含め、今期(2010年6月期)から業績への寄与が期待できます。 |