経営理念

井関 司

代表取締役社長

井関 司

 まだクレジットカードのオンライン決済が広く普及していなかった1989年、当社は業界に先駆けて、大量の通信データを正確かつリアルタイムで処理するネットワークゲートウェイシステムを確立しました。その後、決済業務に関連した認証システムや不正検知システムを加え、信頼される決済インフラシステムとして、圧倒的な国内シェアを獲得してきました。近年においても、日本国内でキャッシュレス社会の進展が加速し、当社の事業機会は拡大を続けています。当社は、こうした足元の状況にしっかりと対応しつつ、次代の成長を創出する中長期的な視点での取組みも進めています。
 例えば、国内の決済ネットワークの業界標準として確固たる地位を築いている主力製品については、既存のネットワークだけでなく、海外を含めた新たなネットワークへの接続やブロックチェーンなどの新技術への対応を視野に、次世代製品の開発を開始しています。
 また、当社が強みとする大量データを安全かつ高速、確実に届ける技術を新領域へ転用した、放送事業者向け新製品の提供も開始しました。国内放送事業者の協力のもと開発した、これまでに類を見ない製品として、放送のIP化が先行している欧米を中心とした海外展開を進めており、当社事業にとってグローバル化への布石になると期待しています。

 企業は、社会に貢献しなければ、その存在価値はありません。当社は、「次代の情報化社会の安全性と利便性を創出する」を経営理念に、これまで培ってきた技術力を進化させ、高速、安全、高品質で利便性の高いIT基盤を提供してまいります。それによって人びとの生活を支え、「次世代のあたりまえ」を導く仕組みを築きあげることで社会に貢献し、お客様を通じて社会全体から信頼される会社であり続けることを目指します。
 そのためには、社員一人ひとりが常に「Next One」を追い求め、新しいことに積極的に取組む、進取の気性を携えた技術者集団へと会社を進化させることが必要です。性別や国籍にとらわれることなく多様な価値観を有する人材を採用し、育成するとともに、社員が各々の個性を充分に発揮できる、働きやすさと働きがいの両面を備えた企業風土を作りあげることが、当社の中長期的な成長につながるものと考えています。

 当社に脈々と受け継がれている「止まらないシステム」を追求する思想は、IT基盤の構築やセキュリティ機能の向上を支える技術と深く結びついており、金融業界のみならず、あらゆる業界で幅広く活用いただけるものと確信しています。当社の成長の過程を、社会のより多くの方々に見守っていただき、喜びをともに分かち合えるよう誠心誠意、邁進してまいります。

2019年9月